【10月は住生活月間】住まいについて考えたい、未来の子どもに「負の遺産」を遺さないための話し合い
こんにちは!モリリフォーム岡下です。
国土交通省は、住意識の向上と豊かな住生活の実現を目的に 10月を「住生活月間」と定めています。
今回は、「家の終活」というテーマでお話したいと思います。
このブログを見てくださっている方は、住まいのこれからについて少し興味を持たれている方かもしれません。中には、ご自宅やご実家のリフォーム、あるいは古民家の再生など「これからの住まい方」について色々と思いを巡らせているところかと思います。
愛着のある家をきれいに修繕し、快適に暮らせるようにすることは本当に素晴らしいことです。
もしかして、「この家を、将来どうしていくか」についてお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
不動産は、大切な「資産」でもありますが、もちづける限りは責任を持たなくてはいけない「所有物」でもあります。
急増する空き家と「話し合いの先送り」
いま、日本全国で空き家がどのくらいあるかご存知でしょうか?
最新の統計によると、全国の空き家総数は900万戸、空き家率は13.8%と過去最高を記録しています。
この数字は、決して人ごとではありません。皆さんのご近所をお考えになられた時も納得の数字ではないでしょうか。
空き家が生まれる原因についてこのように指摘されています。
「実家をどうするか」を家族で話す機会がないまま相続が発生し、判断を先送りするうちに、管理も処分も難しい状態になっていく。その一軒一軒の積み重ねが、全国で900万戸に達した空き家です。
「うちはまだ大丈夫」「子どもたちがそのうち考えるだろう」と話し合いを後回しにしているうちに、気づけば誰も管理できない空き家になってしまうケースが後を絶たないのです。
隣地にも影響?空き家を放置するとどうなる?
人が住まなくなった家は、驚くほどのスピードで傷んでいきます。湿気がこもり、雨漏りが発生し、庭木が隣の家に侵入する……。それだけでなく、固定資産税の負担や、法律の改正(特定空家・管理不全空家の指定)によって税金が跳ね上がるリスクもあります。
当社も年間800件もの工事をさせていただいていますが、時には隣の空き家の劣化が進んだせいで、修理をしなくてはいけなくなった というご相談をお受けすることがあります。(隣地の木の落ち葉による樋つまり、瓦の飛びによる被害、シロアリ、害獣の侵入など)
家を所有するなら、最後の処分に至るまで費用と手間がかかるものだということなのです。新築の価格も高騰していますが、今は解体処分にも費用が高騰しています。
家の放置は、「後回しにすると、子供達に負を渡してしまう」
大切な子どもたちの世代に、管理や税金で苦しむ「負の遺産」を遺さないために、いま動くことが必要なのです。
最初の一歩は「家族で口に出してみる」こと
では、私たちは何から始めれば良いのでしょうか?
難しい登記や法律の知識から入る必要はありません。まずは以下の問いかけを、家族の間で口に出してみることから始まります。
「誰が、いつ、この家をどうするのか」を口に出すことから、すべては動き始めます。
家は単なる「雨風をしのぐ箱」ではなく、家族の思い出が詰まった場所です。だからこそ、リフォームを検討して家に高い関心を持っている「今」こそ、これからの我が家のあり方について話し合う絶好のチャンスです。
「こんな田舎じゃ売れない」は過去の話!広がる活用法
家をただ解体したり売却したりするだけでなく、「活用する」という選択肢も提案しています。
民泊やゲストハウス、地域のコミュニティ拠点など、視点を変えれば、古い家は素晴らしい「地域の資源」に生まれ変わります。

これからリフォームをして長く住み継いでいくにしても、将来的に誰かに託すにしても、「この家をどう愛していくか」を家族で共有しておくことが、住まいの未来を守ることに繋がります。
「こんな田舎じゃ、売れないでしょう。」地元では皆さんそうおっしゃいます。
10年前(私の感覚ではコロナ禍前)は、私も「そうですね・・」とお応えしてました。
でも、今は中古住宅を購入されリフォームして住まれる方の相談多いんです。
・親の敷地内にある空き家をリフォームして同居したい。
・県外から移住したい。こんな自然豊かなところで住まいたかった
・外国の方が住みたい。庭もある和室もある「日本の住宅」に魅力を感じる
・企業の寮として使いたい
・民泊施設として使いたい
・介護施設として使いたい
等々、どこかで、この建物を譲って欲しいと思われている方がいるかもしれません。
是非今の住まいの行く末、家族で考えてみませんか?
それには、建物をどのような状態で所有していくのか重要になってくるのです。

残念ながら、日本の住宅は、築年数や構造によって資産価値が下がってしまいます。
ですが、
中古住宅をお探しの方は、立地はもちろんですが、「住みやすさ」や、「どれだけ手を加える必要があるか(購入後のリフォーム費用」のバランスをシビアに判断されています。
※また、予算があれば、遊びやこだわりたい部分も作りたいから、完全なそのまま住める家を求められているわけではないように感じます。
そのため、水漏れ・雨漏れなどが放置された状態ではやはり敬遠してしまいます。
逆に、築年数は古いけれど、メンテナンスやお手入れされた家、耐震や断熱性能が高めるリフォームを施された家なら、買い手にとって魅力的な物件になります。
私たちは古民家再生のプロとして、単に家をきれいにするだけでなく、ご家族がこれからの暮らしを安心して育み、次の世代へ笑顔でバトンタッチできるような住まいづくりをお手伝いしています。
「実家の今後のリフォームに悩んでいる」
「古い家があるけれど、どう維持管理・活用していけばいいか分からない」
そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽に当社へご相談ください。一歩先を見据えたリフォーム計画を、一緒に考えていきましょう!
イベントのご案内
【古民家で心地よく暮らす 受け継ぐ人の相談会】
2026年12月12日(土) 9:00~16:00
場所|リノベーションハウス 栞
古民家鑑定士の福田・岡下が、お客様とお住まいに関するご相談を一緒に考えます。
実際にリノベーションした古民家の空間で、これからの住まいの可能性についてお話しませんか?皆さまのお越しを心よりお待ちしております。