暮らしを考えるPart30
立秋とは名ばかりの猛暑が続いております。先日、会社から空調服が支給されました。少し前までは空調服に頼らず作業ができていた事を考えると、気温の上昇と、前回のブログにも書きましたが、年齢と共に体温調整がうまく働くなったせいだと思います。日本の過去100年でみると1.35℃上昇となっています。もっと上昇しているように感じますが、年々気温が上昇していることは間違いありません。
これだけ暑いと休日の過ごし方も考えます。
家族でよく公園に行きますが、今の時季は遊べて1時間というところでしょうか。
子供は暑さに強いのか、息子は汗だくでも夢中になって遊んでいます。
兵庫県へ引っ越して3年半となります。行く公園も毎回変えて、遠方へ行くことも多いのですが、先日は丹波市へ行ってきました。公園ではありませんが、以前から気になっていた場所です。丹波市青垣町にある『モノイレ ウッド・トイ・ミュージアム』というところで、旧神楽小学校になります。ここは木のおもちゃと触れ合える場所です。規模にもよりますが、このような施設は遠方まで行かないとありません。兵庫へ来たばかりの時に行きたい場所として、Google mapに保存していました。
私も同じ木を扱う仕事ですが、分野が変わると加工方法など、また違った技術が必要なのでこういう木のおもちゃにも興味があります。
息子も楽しそうに遊んでいました。入館料は無料となりますが、部屋によっては料金が掛かりますので、行かれる方はホームページからご確認下さい。下の写真の『ひょうご木づかい王国学校(旧:1年生教室)』は無料でした。
暮らしを考えるPart30は木のおもちゃに関する『木育』の話になります。最後まで読んでいただけたら幸いです。
『木育』は2004年に北海道で道民と道庁とが一緒になって検討をすすめたプロジェクトより提案されました。
子どもをはじめとするすべての人が『木とふれあい、木に学び、木と生きる』取組です。子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むこととされています。
木育がめざすひとづくり
●五感とひびきあう感性を育みます
木と五感で「ふれあう」ことにより感性を高め、「手でつくり、手で使い、手で考える」経験を通して自分自身を大切にすることを知り、人や自然に対する『思いやりややさしさ』を育みます。
●共感を分かち合えうる人づくりをめざします
身近な人と一緒に木で遊び、木に学び、木でモノをつくる体験を通じて、楽しさや喜びを実感し、共感を分かち合い、それが私たちの暮らしを支える地域や社会、産業への関心へとつながるような人づくりをめざします。
木育がめざす社会
●地域の個性を生かした木の文化を育みます
北海道においては、古来より受け継がれてきた人と森や木との関わりを見直し、この地に自然との関わりの中で生まれてきた先住の人々の暮らしかたに学び、北海道の「木の文化」の構築をめざします。
●人と自然が共存できる社会をめざします
すべての人が思いやりとやさしさをもち、地球という大きな『つながり』のなかで自然と共存し、人間らしく生きることができる社会を実現します。
文書は北海道のホームページから引用しております。
日本では、経済発展に伴い 人の暮らしが離れていった結果過疎化が進み 放置された山林が増え続けています。放置され価値が下がることで担い手が減りそれに加えて木々が本来の強さを失うことにより土砂災害や河川の氾濫など自然災害のリスクが増加その結果、さらに人が離れていくとされています。
私たちが仕事をさせていただいている福崎町、市川町、神河町も空き家が増え、空き家の相談も増えていますが、私たちもリフォームを通して、自然豊かなこの地域を活性化させたいと思っております。
『木育』という言葉が、これまで以上に浸透して、自然と共存していることの意識が高まっていくと良いなと思います。お盆休みに高知県へ行きます。高知にも木のおもちゃと触れ合える『佐川おもちゃ美術館』があるので、行こうと思っています。
また行った感想をこのブログに書きたいと思いますので、楽しみにしていて下さい。