
『工事ブログ』和室から洋室へ改修工事①
現場監督下口です。
今回紹介する工事は、市川町N様邸、和室を改修して洋室に変更する工事です。
近年、和室がどんどん減ってきている状況下で、無くしてしまうのは少し寂しい気もしますが、お客様の使いやすさや快適に過ごすための方が大事だと思いますので、仕方のないことです。
<施工前>

二間続きの和室で床間、床柱、長押、書院、縁側、彫刻欄間、本襖、雪見障子など、立派な和室です。
この二間+縁側を襖、障子を取っ払って繋げて一部屋としても使えるようにしたいと要望をいただきました。
<施工中 解体①>

天井板、垂れ壁を撤去したところです。普段は見ることのできない2階の床組や梁など横架材が見えています。
<施工中 解体②>

押入れの内部はそのまま利用して、襖は洋風の建具に取り替え予定です。
<施工中 木工事①>

床の木工事に掛かっています。今回の畳下の床組はしっかりしていたので、解体せずに畳の厚み分嵩上げしてフロア(木質床材)仕上げとなります。ポイントは床のレベルを合わせながら既存の敷居とバリアフリーになるように調整して、下地材を打ち付けていきます。
<施工中 木工事②>

床工事の次は、天井木下地、壁木下地を進めていきます。柱を見せない真壁仕様で仕上げる予定です。
この木工事の続きから、次回紹介します。