暮らしを考えるPart9
少し暑さが和らぎ秋の気配を感じるようになりました。
秋の風物詩に十五夜があります。今年は9月10日でした。少し雲がかかりましたが、美しい月を見ることができました。
十五夜は、中秋の名月を鑑賞しながら、収穫などに感謝する行事です。
旧暦では7月~9月が秋にあたりますが、秋の真ん中である中秋は、空が澄みわたり最も月が美しく見えるため、旧暦の8月15日の十五夜を『中秋の名月』と呼び、お月見するようになりました。
来年は9月29日金曜日のようです。来年もきれいな月を見ることができたらいいですね。
十五夜に妻の実家近くで撮った写真になります。
先日、妻のお兄さん家族が東京から帰省しました。
コロナ禍で、正月、お盆は帰省することができず、今回、子供が生まれたタイミングで帰ってきました。可愛い女の子です。私の息子が生後9ヶ月になりましたが、生後2ヶ月のお兄さんの子と並べるとだいぶ大きくなったと感じます。
久しぶりに家族揃い、お互いの子供の成長などを話すことができました。
今週、お兄さん家族は東京に帰りますが、次に帰省する正月に、また思い出をつくりたいと思います。
今回の暮らしを考えるPart9は、秋=空きにちなんだ内容となります。最後まで読んでいただけると幸いです。
先日TVを見ていると、空き家問題が取り上げられていました。
全国で8軒に1軒が空き家で、深刻な問題となっています。
空き家は、下のグラフのように、二次的住宅、賃貸用又は売却用、その他にわけられます。二次的住宅は別荘などたまに寝泊りする建物をいいます。その他は転勤、入院など世帯主が長期にわたり不在だったり、取り壊すことになっている住宅です。
TVで取り上げられた住宅は、その他に入る住宅となりますが、グラフを見てわかるように年々増加しています。
少子高齢化と言われる時代、人口も年々減少しているので、さらに空きは増えていく傾向にあります。
空き家の管理上困っている点で下記があります。
・借りて、買い手がいない
・取り壊して更地にしたいが費用が不足している
・遠方に住んでおり、家屋の状況を把握できていない
・手放したいが手放せない
・高齢なのため、管理が困難である
・修繕して使用したいが、費用が不足している
・相続して引き継ぎたいがどうしていいかわからない
・所有者が複数いて意向がさだまらない
・管理する人が近くにいない
日本政府は、2025年には「その他」住宅の空き家を500万戸から100万戸抑制することが目標と掲げています。現状、建物の解体数は年間約50万戸に対して、新築供給が100万戸弱あるため、この流れを逆転しないといけません。
言わば、買い手が減っている状況の中で、活用や解体を促していく必要があるので非常に難しい目標だと考えられてます。
解決の糸口がない空き家問題、貸したい人・売りたい人、使いたい人を繋ぐためには、点検してしっかりと建物の状態を把握し、繋ぐまでの間、適切に管理する必要があります。
管理していくと継続的に費用が発生しますが、解体に関しては国が助成するなど、なんらかの補助があるといいのですが。
住まいを扱う私たちにとって、この問題は他人ごとではありません。私が調べて得た情報をまたこのブログで書きたいと思います。