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再形成RE/FORM

これは新築のお話です。T様と当社スタッフのこだわりと熱意の物語です。 姫路市 /T邸様 /新築工事

NO.002 THE
STORY OF
RENOVATION

これは新築のお話です。T様と当社スタッフのこだわりと熱意の物語です。 姫路市 /T邸様 /新築工事

T様は、以前中古で購入された平屋にお住まいでした。子供さん3人も小学生になり、そろそろ個室をとお考えになり、建替えをご計画されたのでした。ご夫婦共働きのT様との打合せは大半がメール。ほぼ毎日のように、メールのやり取りをさせていただきました。急なお返事にも対応してくださったり、画像なども送ってやり取りできるので、本当に助かりました。自分で図面も作ってくださり、熱意をすごく感じ、それにお応えせねば!という改めて緊張を感じることが多くありました。T様の家の御希望は、箇条書きにすると数十か所。画像も一緒に添付されており、T様のイメージが手に取るように分かりました。そして、色々計画変更を進めて、出来上がったプラン。御主人がポツリ。「前の家の間取りとあんまり変わっていないんですよね(笑)」

そう、2階にが増えた事は大きな変化ですが、ほぼ前と変わらない間取り。きっと、前の家の居心地がよかったんだろうな~と感じました。ただ、生活動線は同じでも、各所にお気に入りの本棚やディスプレイなど、こだわりは各所に。例えば、既製の建具で当初設計していたのですが、当社の建具作品を見て頂く機会があり、「本当は、こんな建具入れたかったんですよね」T様の琴線に触れることが出来たのでしょうか?LDKには、当社の施工建具が入ることになりました。
それでは、ご主人のこだわりポイントを少しご紹介しましょう。

[こだわりポイント1 2階から、1階の中廊下へ光を入れる]
T様家の間取りは、全部の部屋に窓があります。しかし、階段と浴室を挟む中廊下には、窓がなく、光を入れたいというご希望。隣接する建具に採光窓をとったとしても少ない光。最終的に取り入れる先は、そう、二階のホールからの光。計画段階から考えてきましたが、「本当に光が入ってくるのだろうか?」光の量、角度など、結局は現場でしか判断できないという事に。現場でも、何度も、大工、建具スタッフと一緒に、中廊下から二階のホールを見上げたものです。大の大人 3人が階段に座って、半時間ほど、天井を見上げていることも(笑)ああしたら?こうしたら?と知恵を出しながら。みんなの知恵が集まってできた作品がこちらです。階段の壁になる部分は当社で作成した格子をふんだんに使い、光を取り入れることに成功しました。格子も家のデザインにマッチしています。

[こだわりポイント2 古材を使いたい]
いよいよ、建替の始まり解体工事2日目。だったでしょうか。メールにて、「家の梁を何かに使いたい」というご要望が舞い込んできました。急きょ、解体職人に梁を残して置くよう、連絡した事を覚えています。この梁を家具用にするには、スライスをして、いいところだけを使わないといけません。こんなに木材が残っていますが、使えるトコロはほんの少し。乾燥の状態も分からないですし、スライスして、使える材料の量により、ご希望のものが作れないという恐れもありました。スライスをするにも費用がかかります。本当の事をいえば、職人側からすれば、家具用材料を新しく購入して創る方が、安く、たわみのない家具が作れます。

ただ、当社も御主人の熱意に負けました。「割れててもいいんです。まっすぐじゃなくてもいいです!」
そんな御主人の思いに、職人もキモチが変化していきました。「面白いものを作ろう。楽しいものを作ろう。思い入れのあるものを作ろう。」と。これが職人魂なのかもしれません。スライスしてみると、好い松。まだ、ヤニも出てくる生きている木のようでした。せっかくなら、いたるところに利用して、トータルコーディネートをご提供したい。社長のキモチは高まります。キッチンカウンター用にカットした、古材の松をT様にお見せしました。もし、NGな場合(御主人が気にいられない場合)に、現場に差し支えないように・・・、差し替えられるように無垢のキッチンカウンター商品を隠し持ちながら・・・。割れの入っている古材と、かたや、割れのないカウンター。緊張の一瞬。
御主人は、その古材のカウンターを「このようなイメージ」ですとお応え頂いたのです。それからはトータルコーディネートが進みます。テレビ台、パソコン台、テーブル・・・あらゆるものに古材の梁が生まれ変わりました。こだわりがつまっているほど、愛着が深まる。私はそう思います。T様のLDKは、本当に落ち着いていて、くつろげる空間になりました。

玄関には、生まれ変わった古材カウンターの上に、御主人のキモチが詰まった書がディスプレイ。「意志あるところに道はある」
御主人の生き方、考え方としての書ですが、私達や職人に対しても感じるところのある「書」でした。

生まれ変わったものがもう一つ。前の家で使われていた欄間も寝室の間接照明になりました。新築だけど、RE-FORM[再形成]をしているT様邸です。工事中ずっと、学校帰りに現場をのぞいてくれる息子さん娘さん。自分の個室が待ち遠しいようでした。引っ越しを終えられ、新しい家で、お正月を迎えられたT様家族。どんどん成長していく子供たち。ご両親と同じように、一緒に今まで暮らしてきた梁材達もカタチを変えて見守っていくことでしょう。

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