今回のお客様もシステムバスからシステムバスへの取替。
最新のシステムバスは、段差のない動線、お手入れのしやすさ、保温力の良さ。各段に進歩しています。
また、リラクゼーション機能も充実。もともと嗜好品とされてきたジェットバスやテレビの設置、
間接照明などでしたが、このコロナ禍でのおうち時間・巣ごもり期間で、ご希望が増えていると実感しています。

こちらのお客様も肩湯の採用をしていただきました。
とても機能充実な素敵な浴室の完成です。

旅行好きのお客様。
数年前は、数年後仕事が一段落したら、二人の共有の楽しみの旅行にたくさん行こうね。って言ってたんです。
「ここも、ここも」って予定も立てていたんですよ。とご夫婦は言われます。
でも、ご主人のお仕事が一段落そんなタイミングと同時に新型コロナウィルス見えない敵との闘いと恐怖が始まってしまい…。
行きたかった旅行も、TVでそんな地域が写っても、「いつか行きたいね…」
実現する日はいつになるのだろう…という気持ちが大きい日々。

そんな時、台所の老朽化もあったので、リフォームを検討。
洗面所も湿気で汚れていたから、、そしたら、トイレもお風呂も！って・・・笑
どんどん膨らんじゃって・・・笑

でも、きれいになったら、「家もいいんじゃない！」って思い返すようになって、
急に新型コロナウィルスで恐怖と疲れで、心も塞ぎこみがちだったけれど、どんな時でも「夫婦で、楽しむ、愉しむ！」
ってご夫婦の前向きな考え。

露天風呂案が浮上してから、
お客様、新しい浴室より露天風呂の方が興味深々だったようで、、
実は、山奥のお客様の庭からは、緑が茂り、隣では川が流れ、とってもいいロケーションなんです。

で、で、ですが、
システムバスから再利用できる部品を保管し、
施工はとても頭をつかう工事となりました。システム化された施工要領図がない工事。
すべては職人の知識と知恵、そして職人の技に委ねられます。
浴槽がウッドデッキに埋まっているかのように見事に納められ、それを囲うフェンス。排水も雨水と汚水を分離します。また、露天風呂と聞くと、石や木などを使ったものを想像しますが、
今回は北面に設置するため、メンテナンスや腐食などの観点から、人工リアル素材やアルミ用品を使いました。
これでお客様の数珠繋ぎリフォームはようやく完成。

今一番いい時期にお渡しすることができました。
お孫さんたちがやってきた時もここで過ごせる！と楽しみにしていただいています。

そして、将来の楽しみは、「また温泉に出かけようね。」だそうですよ。
毎朝テレビを見て、「こんなところ行きたいね。」「今度行こうね。」ってお話されるそうです。
旅行好きなお客様には、リラクゼーションやおうち露天風呂で、旅行気分を体感されるようですが、
やっぱり、旅行は別腹！　とのことですよ。

安心して旅行できる日が、きっともうすぐ、絶対もうすぐ、きますように！